銅価格は火曜日に下落した。産業消費者が価格高騰に反発し始めた一方、在庫は数年ぶりの高水準に達したためだ。
ロンドン金属取引所の指標となる3カ月物の銅は、前日のセッションで1.3%上昇した後、午前10時45分(GMT)時点で0.8%下落し、1トン当たり1万2868ドルとなった。
ロンドン金属取引所(LME)で取引される銅価格は、鉱山の混乱で供給不足に陥るのではないかという懸念から投機筋の買いが入り、過去6か月間で約30%上昇し、先週は1トン当たり1万3407ドルの過去最高値を記録した。
コペンハーゲンのサクソバンク商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は次のように述べています。「銅は工業用金属であるという事実を無視することはできません。消費者は既にこの高価格水準に抵抗し始めており、取引所が監視する在庫は8年ぶりの高水準に達しています。」
同氏はさらに、上海先物取引所に登録されている倉庫の在庫は12月1日以降2倍以上に増え、21万3515トンに達した一方、米取引所COMEXにリンクしている施設の在庫は過去6か月間で127%増加し、54万2914ショートトンに達したと付け加えた。
ハンセン氏は、「世界中で不確実性が広がる中、金属は現物資産として非常に強い需要が見られたが、安全資産としての役割に関しては、金が今のところ依然として際立った金属である」と述べた。
こうした中、金価格は火曜日に急騰し、史上初めて1オンスあたり4,700ドルの水準を超え、新たな最高値を記録した。
取引所のデータによると、鉛はロンドン金属取引所で最も値下がりし、在庫が1日で11%増加した後、1.1%下落して1トン当たり2,038ドルとなった。
鉱山会社PTヴァーレ・インドネシアは、今年の操業計画では、同社が受け取った鉱山生産割当量が製錬所からの需要を満たすのに十分ではない可能性が高いと述べたが、ニッケル価格は0.4%下落し、1トン当たり1万8070ドルとなった。
その他の金属のうち、アルミニウムは0.7%下落して1トンあたり3,135.50ドル、亜鉛は0.8%下落して3,195.50ドル、スズは2.7%上昇して1トンあたり50,600ドルとなった。
ビットコインは火曜日に下落し、グリーンランドに関する米国の要求に対する懸念からトレーダーが高リスク資産から撤退する中、最近の下落幅を拡大した。
これらの展開により、投資家が実物資産や金などの安全資産を好んだため、ビットコインは1月中旬に記録した回復益をほぼ消し去り、年初に見られた安値に向かって引き戻された。
ビットコインは、米国東部時間午前1時39分(GMT午前6時39分)までに1.8%下落し、90,916.8ドルとなった。
仮想通貨規制を目的とした注目の米国法案の延期を受け、最近の取引では価格がさらに圧迫された。ナスダックに上場するコインベース・グローバル(シンボル:COIN)が提案された複数の条項に異議を唱えたことを受け、議員らは米国におけるデジタル資産の規制枠組みの構築を目指すこの法案の審議を延期した。
トランプ大統領、ダボスでグリーンランド問題について議論すると発言
ドナルド・トランプ米大統領は月曜日遅く、今週スイスで開催される世界経済フォーラムに参加し、グリーンランド問題について議論する予定だと述べた。
トランプ大統領はどの相手と会うかは明言しなかったが、欧州の主要国数カ国の代表が会議に出席するとみられている。
同氏はまた、グリーンランドが米国の国家安全保障にとって重要であると主張し、米国によるグリーンランドの獲得を改めて求めた。
グリーンランドの引き渡しが不可能な場合、欧州8カ国に関税を課すと警告した米国大統領の発言は、今週、世界市場の重しとなっている。トランプ大統領は月曜日、グリーンランドの制圧に向け米軍の派遣を検討するかどうかについては明言しなかった。
欧州各国の首脳はトランプ大統領の要求を広く拒否しており、米国大統領が関税導入を進めた場合に備え、報復措置を準備している模様だ。
地政学的緊張の高まりにより、不確実性が高まった時期には投機資産のパフォーマンスが下がるのが一般的であるため、仮想通貨に対する投資家の関心は全般的に低下している。
暗号資産市場におけるロングポジションの広範な清算
今週もビットコインをはじめとする仮想通貨のロングポジションは、引き続き広範囲に清算されてきました。Coinglassのデータによると、過去24時間で合計2億6,032万ドルの清算が行われました。
これは、今週初めに暗号通貨市場全体で9億ドル近くの清算が行われたことに続くものである。
ビットコインに対する個人投資家のセンチメントは、特に米国において依然として弱いままです。Coinglassのデータによると、Coinbaseのビットコインプレミアム指数は、世界最大の暗号通貨であるビットコインが、米国市場で世界平均と比較して引き続き割安で取引されていることを示しています。
今日の暗号通貨価格:アルトコインは圧力にさらされている
火曜日、仮想通貨価格は全般的に下落した。世界第2位の時価総額を誇る仮想通貨イーサは2.2%下落し、3,126.01ドルとなった。
XRPとBNBはそれぞれ0.6%と1.1%下落しました。一方、Cardanoは0.9%上昇し、Solanaは1.3%下落しました。
ミームコイン分野では、ドージコインが0.1%上昇し、一方、$TRUMPトークンは今週初めに5ドルの水準を下回った後、0.9%上昇した。
火曜日の原油価格は安定していた。投資家らが、グリーンランドの支配権獲得に反対する欧州諸国に関税を課すというドナルド・トランプ米大統領の脅しを注視していた一方、世界経済の成長期待の高まりと米ドル安が価格の下支えとなった。
ブレント原油先物3月限は、GMT11時26分時点で23セント(0.36%)上昇し、1バレル64.17ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は13セント(0.2%)上昇し、1バレル59.57ドルとなった。
トランプ大統領が、グリーンランド問題で合意に至らない場合は、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フランス、ドイツ、オランダ、フィンランド、英国からの輸入品に2月1日から10%の追加関税を課し、6月1日には25%に引き上げると発言したことを受け、週末にかけて貿易戦争再燃への懸念が高まった。
欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は火曜日、EUの執行機関が北極圏の安全保障を支援するパッケージに取り組んでいると述べ、提案されている関税は「間違い」だと述べた。
しかし、PVMのアナリスト、タマス・ヴァルガ氏によると、関税の脅威が石油市場のバランスに直ちに影響を与える可能性は低いという。ヴァルガ氏はさらに、国際通貨基金(IMF)が今年の世界経済成長率見通しを上方修正したことや、ディーゼル価格の上昇が価格を支えていると付け加えた。
中国のデータとドル安が原油価格を支えている
IGの市場アナリスト、トニー・シカモア氏は、月曜日に発表された中国の第4四半期GDPデータが予想を上回ったことも原油市場を支えていると述べた。
同氏はさらに、「世界最大の石油輸入国におけるこの回復力は、需要心理を押し上げている」と付け加えた。
データによると、中国の経済は昨年5.0%成長し、2025年も経済活動は前年比4.1%増と堅調に推移した。月曜日に発表されたデータによると、原油生産量は1.5%増加した。
米ドル安によって原油価格がさらに支えられた。米ドルの軟化は、他の通貨を使用する買い手にとってドル建て原油を安くすることで需要を押し上げる傾向があるためだ。
火曜日の取引で米ドルは主要通貨の大半に対して下落したが、一方でポンドは、グリーンランドをめぐる米国と欧州の貿易摩擦の激化を受け、投資家が米ドルへのエクスポージャーを縮小したことで幅広い上昇に支えられ、昨年12月以来最大の2日間の上昇に向かっている。
ドナルド・トランプ米大統領は、英国、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、フランス、ドイツ、オランダがデンマークの自治領グリーンランドの所有権を米国に移譲することに同意しない限り、2月1日からこれらの国からの輸入品に関税を課すと警告した。
投資家はこれに応えて、ドルを含む米国資産を売却し、欧州通貨と金に大きく資金を回した。
ポンドは過去2日間で0.8%上昇し、1ポンド=1.348ドル付近で取引されているが、ドル売りの最大の恩恵を受けたユーロを下回っている。ユーロは火曜日に0.4%上昇し、11月初旬以来最大の日次上昇率を記録し、1ポンド=87.03ペンスで取引されている。
同日早朝に発表された英国の労働市場データは、当初、雇用情勢について比較的厳しい見通しを示しました。11月の失業率はほぼ5年ぶりの高水準にとどまり、給与所得者数は2020年11月以来の急速なペースで減少しました。
しかしアナリストらは、報告書には景気減速の最悪の時期は過ぎたかもしれないことを示唆する明るい兆候も含まれていると指摘した。
野村證券の英国・ユーロ圏チーフエコノミスト、ジョージ・バックリー氏は、今回のデータはレイオフの減少、求人数の安定、失業率の横ばいを示していると述べた。また、労働市場の非活発化も低下していると指摘した。イングランド銀行が注視する主要指標である賃金上昇率は、同氏が「インフレ目標と整合する」水準まで鈍化した。
バックリー氏はさらに、「これは中銀が追加利下げを行うための支援的な背景となる。市場は早期利下げやさらなる利下げのリスクを織り込んでおり、4月には最終的に3.50%への利下げが行われると予想している」と述べた。
市場は現在、イングランド銀行が年央までに1回の利下げを行うと織り込んでおり、12月までに2回目の利下げが実施される確率は約60%となっている。