米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が高まり続けたため、米国株価指数は月曜日の取引で上昇した。
この上昇は、今週発表される米国の主要インフレ指標を前にしたもので、FRBは利下げ開始前に兆候を探るため、この指標を注意深く監視すると予想されている。
米国労働省が金曜日に発表したデータによると、8月の雇用者数は予想の7万5000人に対し、わずか2万2000人増加にとどまった。この報告は非常にネガティブなものと受け止められた。
また、この数字はアナリストの予想通り、米国の失業率が8月に4.3%に上昇したことも明らかにした。
このデータを受けて、CMEのFedWatchツールによれば、FRBが次回会合で利下げを行うという市場の見方が増加し、その確率は約98%に上昇した。
17時11分(GMT)時点で、ダウ工業株30種平均は0.1%(24ポイント)上昇し、45,424となった。S&P500種指数は0.3%(17ポイント)上昇し、6,499となった。ナスダック総合指数は0.7%(148ポイント)上昇し、21,848となった。