投資家が最新のインフレデータを消化し、企業収益報告に焦点を移したため、米国の主要株価指数は水曜日に大半が下落した。
本日発表された政府データによると、米国の生産者物価指数(PPI)は6月、前月比横ばいとなり、0.2%上昇との予想を下回った。
火曜日に発表されたデータによると、6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇し、市場予想と一致した。一方、食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は前月比わずか0.2%上昇にとどまり、市場予想をわずかに下回った。
インフレ報告を受けて、ドナルド・トランプ大統領は連邦準備制度理事会に金利引き下げを改めて求め、ジェローム・パウエル連邦準備制度理事会議長への批判を繰り返した。
一方、ウォール街では決算シーズンが始まり、大手銀行の一部はすでに第2四半期の好調な業績を報告している。
取引状況では、ダウ工業株30種平均は16時32分(GMT)時点で0.3%(117ポイント相当)下落して43,905ポイント、S&P500種総合指数は0.3%(21ポイント相当)下落して6,222ポイント、ナスダック総合指数は0.5%(93ポイント相当)下落して20,585ポイントとなった。